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気になるお味の方は…

土曜日に初収穫したことをお伝えしたが、肝心の「味」については書いていなかった。実は、少し判断に困っていた、のである。土曜日に唯一収穫した麗夏は、切ってみるとゼリー部分が極めて少なく、果肉の部分が多く水分が少ない、ちょっと変わったトマトだった。1個を4等分して一切れだけ食べたので、これが麗夏という品種の特性なのか、食べた個体の特性なのかがよく解らなかったのである。家族みんな微妙な表情。

日曜日は地元の神社の夏祭りがあった。役員をしている僕は朝から準備。祭といっても神社で神官さんに拝んでもらう位なので、昼までには終わりみんな「峠の茶屋やまびこ」(ヒバゴン丼のお店!)で昼食。昼食前に家にいったん帰ってみると、トマトが何個か赤くなっていたので、5-6個もいでやまびこに持っていきみんなに試食してもらった。

採った5-6個はまだ少し若い感じ。僕ももちろん食べてみる。土曜日に採れたものとはかなり印象が違った。ゼリーの量は普通の桃太郎などとそう違わない。若いせいもあって酸味がしっかり感じられるフレッシュな美味しいトマトだ。甘味はあまり強くないが1番果なのでこんなもんなのかもしれない。しっかり完熟させたものを食べてみたい。濃厚なトマトの風味が感じられるはずだ。
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着々と出荷の準備が進む。コンテナを運ぶ台車を買ってしまった。
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初収穫、してしまった

今日は通常作業終了後、ハウスの雨水進入対策を行う。ハウスの構造上の問題なのだが、側面のビニールを巻上げると、巻上げパイプが雨どいのような状態になり、あふれた雨水がパイプを伝ってハウス内に滝のように流れ込む。単純に開いた窓から降り込むだけでなく、ハウスの天井に降った雨がほとんど全部1ヶ所に集められている感じになるのでタチが悪い。

そこで、写真のように竹を切ってきて巻き取りパイプのレールを作り、角度を付けて開くようにした。屋根のひさしの様になった。これで、雨水がハウス内に流れ込むことを防げる、はずである。たぶん。
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それより何より、今日のトップニュース、初収穫の様子をお届けしなければ。

作業の途中で、真っ赤に熟したトマトを発見した。ピンクに色づいたモノは何個か発見していたので、来週ぐらい初収穫かしらん、とは思っていた。5-6個実が着いている房の一番奥でひっそりと真っ赤になっていた。よく見て回っているつもりでも見逃していたんだろうなぁ。まぁ、これまでも大きな脇芽を見逃したりしてたもんね。
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実は本当は今日収穫するつもりじゃなかったのだ。もう1日置いて明日採ってみようと思ってた。初めて熟した麗夏をよく確認しようと(裏が腐ったりしていないか、とかね)いじっていたら「ポロッ」と取れてしまった。完熟していたのだろう。明日まで待っていたら勝手に落ちていたかもしれん。

取れたトマトは、大きくイビツでちょっと出荷できそうにないモノだった。ヘタの付近に少し割れが入っているし、お尻も少し汚い。持って帰って仏壇に供える。この辺が農家の長男坊っぽいな。夕食時には家族みんなで食べちゃったけどね。

突然の発見だったのでビックリしてちょっと感動。まぁ、来週ぐらいから普通に収穫が始まり、忙しい日常になっていくのだろう。初めてのトマトづくり、脇芽掻き、誘引、花びら取り、摘果と、新しい作業が発生するたびちょっと感動し、それが日常になっていく。そんな繰り返しだったように思う。収穫も明日からは普通のことになっていくだろう。「今日の感動は明日の日常」
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No.1麗夏ちゃんと記念撮影。はしゃぎすぎ?

チョーすっきり!

今朝トマトハウスに行ってみると、下葉が取れてムチャクチャすっきりしている。昨日親父がほぼ1日がかりでキレイにしたらしい。実際これが良いことなのかどうかよく解らんが、風通しがよくなったことは確かなので凄く気持ち良い。1段目のトマトも見やすくなったしね。
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一方、サンマルツァーノだが、3段目まで花芽が着き2段目の花が咲いている状態。よく見ると1段目には小さい玉も着いている。この時点でも少し楕円形に見えるような気がする。麗夏と同じように成長するとすれば、やっぱり収穫は8月末ごろになるだろうか。本数が少ないのでどのくらい収穫できるか解らないのだが、麗夏と一緒に少しでも出荷してみるつもり。これでケチャップやソースを作れば、また一味違うモノになると思う。皆さん、楽しみにしていてくれたまえ!
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大豆大、というか小豆大のサンマルちゃん。

ほんのりピンク

結局、今日営農センターに行って薬を買った。若いトマトの実に現れている白い斑点が気になって調べてみると「アザミウマ」類の食害であることが判明したため、それ用の農薬で消毒を行うことにした。これで3回目の消毒。消費予定者の皆様、消毒はこれで最後にするつもりなので許して。

今朝も念入りに色づいているというトマトを探す。通常作業はこの際置いといて、下葉をかき分ける。おぉ!確かに!ほんのりピンク色になったトマトを発見!お尻の方から赤くなると聞いていたが、見つけたトマトは全体がまんべんなくピンク色に染まっている。しかも第2段目の花房だ。教科書どおりにはいかんな。ここからどのぐらいの日数で完熟するのだろう。楽しみなような怖いような。
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矢印の1個だけちょっとピンクなのがわかってもらえるかしらん。

切るべきか切らざるべきか

今朝、ウチのお袋から「トマトが2,3個色づいてきてるよ」との情報。マジすか。僕は全然気がつかなんだ。慌ててハウスに行って探してみるが、よくわからん。30分ぐらい脇芽掻きをしながら探すが結局発見できず。う~む、明日もう少し念入りに見てみよう。

今朝は久しぶりにさわやかな良い天気だったので、ハウスを半分ぐらいまで巻上げて出勤した。今日は降らんと思ったが夕方短時間ながら雷雨があり、トマトがまた濡れてしまったようだ。先週消毒したにも関わらず、小さいハエがまだ多く発生している。雨が多いからハウス内の土が湿ったままで、下葉がかなり痛んでいる。親父から下葉を取り去ってもう一度消毒をしたほうがいいのでは、との提案。う~ん、どうしたものか。

確かにウチの麗夏ちゃんは、幹の太り具合、葉の茂り具合などを見ても肥料過多は明らかで、そこへ持ってきてこの長雨。下葉の黄変や虫による食害の跡が目立ってきている。1、2段目のトマトは順調に育っているので当面の問題はないようにも思えるが、今後害虫の食害が広がらないとも限らん。出荷を間近に控えた今、最後の消毒をするなら早いほうが良いとも思うし。

明日早めに起きて現場を見ながら検討しよう。農業ってなかなか難しい。教科書通りにならないと実感。はたして無事皆さんの元へ美味しいトマトを届けることが出来るのか!to be continue!
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先週の大雨時の写真。ひ、ひどい…。

自分の敵は自分

僕はトマト栽培に関しては全くの素人である。トマト栽培というか、農業自体ほとんど知識が無い。これでも農家の長男坊なのであるが、農業といえば年に数日、田植えと稲刈りを親父の指令でしぶしぶやっていたぐらいである。そんなことなので、6m×30mのビニールハウスを建てて260本のトマトを植えた、という話をするとみんなビックリしてくれる。根が飽きっぽいし、地味にコツコツやってくタイプでも無いと思われているので、また変なこと思いついたとでも思われているのだろう。

まぁ、僕もトマトづくりを思いついたときに一番心配だったのは自分の性格だった。「面白い」と思っている間は素晴らしいパワーを発揮するが、熱が冷めるとすっかりやる気も何もなくなってグズグズになる。こんなことばかり繰り返してきた四十数年間なのである。要は信用できないヤツなのだ。今日までこれだけ熱心にトマトに取り組んできて、明日朝起きてみるとすっかりおっくうになった自分がいても全く不思議じゃない。

もう長いつきあいなのでかなり性格がわかってきた。手綱をしっかり引っ張って暴走を押さえ込んでいるのだが、油断すると危険だ。4月頃にまだ苗も届いていないうちから2万円もする糖度計を買いそうになっている自分に気がついて慌てて止めたこともある。危ねぇ~!

油断は出来ないのだが、すっかりトマトづくりにハマってしまっているのも確かなのである。短気な僕にとってトマトづくりはじらされることが多い。どんなに焦っても花芽が出て花が咲いて実が生るまでは、決まった日数かかっちゃうのである。しかも、「あぁ、もっとこうしておけば良かった」と思っても、それを試せるのは来シーズンを待つしかないのである。1サイクルが短ければ気が済むまで繰り返してすぐ飽きてしまうんだろうが、トマトづくりはなんかもうちょっと心が持ちそうな気がする。まぁ、危なっかしい話ではある。
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ついにハウス内にキノコが生えた!

農業はホラー

以前の書き込みで、「農業は身体に悪い」理論を発表し、農業医学界に一石を投じた僕だが、さらに本日、農業界を震撼させる新たな農業論を世に問いたい。

「農業はホラーだ!」

さぁ、もう気の小さい方は、指先が小刻みに震えてきたはず。そう、農業は実に恐ろしい!この3ヶ月間というもの、ほとんど毎日トマトハウスを見回りながら作業を続けてきたが、声にならない悲鳴を何度あげてきたことか。

ことのきっかけは、誘引作業を始めたばかりの頃のことだった。あらぬ方向に芽を延ばすトマト達を強引に支柱に縛りつけていく。トマトの幹は案外固い。そして、もろい。支柱の向こう側に延びた葉っぱを強引にこちら側に回す。その途端、あっけないほど簡単に、幹が、、折れた!きゃあああぁぁ!!

茂りまくった葉っぱをかき分けかき分け果実を探す。脇芽掻きなどの作業の祭は、必ずひとつひとつ実った果実を確認する。変形果や害虫、尻割れなどが無いかを調べるためである。第1段目の果実は、下から覗けないので指で触ってみる。無理に上を向けようとするとヘタごと取れたりする。大きく育った玉を指で探る。指が、トマトに、、、埋まる。きゃああぁぁ!!  腐っていた…。

元気に見えるトマトも下半分が腐っているモノがある。うかつに触るとこういうことになる。腐ったトマトは本当に気持ち悪い。以来、ものすごく慎重にトマトに触るようにしている。茂った葉っぱに顔を突っ込みながら、内心ビクビクしているのである。

収穫が始まれば、一度くらいお客さんを招待してトマト狩りなどしてみたいとは思うが、その際は事前にしっかり腐ったトマト狩りをしとかんと、子どもなんかトラウマになってしまうぞ。
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ジャングル状態のトマトを上手に表現しようと取った写真がコレ。葉っぱの間からちらちら見えるトマトを見ていたら、何とも言えずしあわせな気持ちになってきた。これまでの成果がもうすぐ形になる。

ケチャップづくり

今朝の更新でもちょっと書いたが、僕の農業の先生O氏の家でベジフルマイスターの方達の研修会があった。O氏はネギを中心に多品目の野菜を作っている農家である。僕は少しだけお手伝い。午前中はネギのハウスで栽培の過程を教えてもらったり、自動皮むき器の体験や選別、袋詰めまで体験させてもらう。僕もここまで見せてもらうのは初めてだ。

お昼に地域のお母さん達の「ネギ焼き」をご馳走になる。満腹になったところで場所を変えてケチャップづくり。トマトは町内のM氏からわけていただいた桃太郎である。うーむ。いつ見ても立派なトマト。ケチャップにするのがもったいないぐらい。ということで、少し生食してみる。ウマ!前回食べたものより甘さが増している気がする。

ベジフルの方々は皆さん面白いヒトばかりで、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。昨日急遽作った名刺を配って少しウチのトマトのPRをする。こういうことに興味を持ったヒト達だから、ということもあるだろうが、特にサンマルツァーノに関心をがあるみたい。今年は50本程度を何人かで分けて作っているのだが、来年は本気で作ってみようかしらん。うっ、また始まった。せめて、1個でもまともなトマトが出来てから来年のことは考えよう。
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煮沸消毒した空き瓶に出来立てアツアツのケチャップを詰める。市販のモノとはまったく異なるフレッシュ感あふれる美味しさだった。

久しぶり!の青空

昨日は朝から青空が少しのぞくお天気。すんごい久しぶりのような気がする。ハウスを全開にして出勤。昼の間に親父が消毒する。雨が降っている間は出来なかったので、結局これが第2回目。前回同様、ダコニール1000倍、マラソン2000倍水溶液を20リットル散布。ダニやアブラムシ、小さいハエなどの虫や病気が気になっていたので、これで収まってくれると良いんだけども。

今日は、西城町で「ベジフルマイスター」の研修があるので、少しお手伝いに行く予定。ウチのトマトのPRもちょっとさせてもらおう。トマトケチャップを作る時間もあるようなのでいっしょに勉強もさせてもらうつもり。ウチのサンマルツァーノでケチャップづくりに挑戦したいからね。
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ちょっとだけ見える青空。風が気持ち良い。

完熟までの長い道のり

F氏のトマトは美味しかった。今日が初出荷ということだが、売れ行きはどうだったのだろうか。以前、F氏のトマト畑を見に行ったのは6月の11日。ちょうど1段目の花が咲き始めていた。とすると概ね40日目。僕が見たのが開花何日目かはわからないので、誤差は数日あるとして、50日程度で完熟したことになる。思ってたよりかなり早いな。

開花から60日で収穫、というのが基本だと思っている。品種や育成環境などで多少は前後するだろうが、そんなに大きな違いはないんじゃないかと。F氏のトマトとは、定植時期こそ同じだが、品種(F氏は桃太郎エイト)も環境も違う。その違いが思った以上に完熟期間の差になる、ということか。ウチのトマトはポットの時期に低温で育ちが遅かったからねぇ。

ウチのトマトの開花は6月12日ごろだったので、現在約40日目。予定では20日後ぐらいが収穫時期ということになるが、1段目の玉の様子を見ているとそんなに時間がかかるとは思えない。根が短気なのでじれったくてしょうがないのだが、十分な大きさに育っているし、ベースグリーンが濃くなりツヤも出てきているのを見ると、すぐにでも色づき始めてもおかしくないような気がする。ってゆうか、このまま20日間もぶら下がっているほうがおかしいんじゃないのか?腐ってしまうぞ。

まぁ、初めてのトマト栽培だし(野菜づくり自体初めてなわけだが)、品種も違うので、ヒトの意見もあんまり参考にならないし、まったく先は読めない。ゆっくり完熟していくのをじっくり待とう。来年はこんなにジリジリしなくても済むだろう。たぶん…。
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お母ちゃんのハウスで花が咲いたサンマルツァーノ。こっちも楽しみ。

F氏のトマト

昨日は真夜中に呼び出されて重労働。大雨による災害発生で、消防団員である僕は雨ガッパ・長靴姿で夜の闇に飛び込んでいくのである。土のう作成担当として、雨の中黙々と働く。結局、ほとんど徹夜のまま出勤。ウチのトマトはどうなっているのか。確認も出来なかった。

仕事していると、I氏からF氏のトマトが明日初出荷との知らせ。F氏は、僕と同時期に定植したヒト。以前畑を見に行って、いろいろ勉強させていただいたヒトである。同時期の定植であるが、僕より少し成長が早く、今月末には出荷開始かと思っていたが、意外に早く完熟し始めたようである。I氏のところに届いたトマトを少しわけてもらう。

1kgということだったが、計ってみると1.5kgあった。ははは、サービスしすぎ。1個約200gで、理想的な大きさである。ちゃんと1kgにしようとすると5個でぴったり。秤に乗せたりしていると、凄く良い香りが袋越しにも香る。

早速食べてみる。ゼリーのところが美味しい。トマトの美味しさって、結局ゼリー部分の美味さなんじゃないかと思う。酸味がしっかり感じられて、果肉部分の甘さとのバランスが良い。すばらしい!最高のトマトである。

あぁ、ウチのトマトがますます楽しみになってきた。
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大きさ、形をしっかりそろえてある。うまそうでしょ!

今日も雨

今日も朝から雨。いつものように朝作業をしにハウスへ行ってみると、やっぱり水浸し。今夜も100ミリぐらい降るとの予報。さすがに今夜はハウスのビニールを閉めた。うぁ、また雨足が強くなってきた。(22:40現在)ちなみに22時現在で降り始めからの累計雨量は254ミリ!トマトどころの話じゃなくなってきたかも。
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それでもトマトは育つ。そろそろ支柱の高さを超えそうだ。さて、この後どうしましょ。

ヒバゴン生鮮便

昨日はヒバゴン生鮮便のお手伝いに、広島市江波まで行ってきた。広島市内は摂氏32度を越える強烈な暑さだった。レジで商品の袋入れをしながらチラシを渡してウチのトマトのPRをする。生鮮便には既に町内のM氏のトマトが出荷されている。昨日も約60袋が出ていて、昼までには売切れていた。

売れる商品の傾向を見ると、やはり大きな玉より小ぶりで形のそろったものがいいようである。それに1kg袋は少し量が多すぎるかもしれない。買うヒトからすれば1日で食べきれるぐらいの600g程度(小ぶりの玉で4~5個ぐらい)で十分なのかも。
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ヒバゴントラックとヒバゴン生鮮便江波店。なかなか派手なトラックでカッコいい。

今日も1日トマトハウスで過ごした。いつもの脇芽取り、誘引、花びら取りに加えて、摘果作業を少しする。摘果は本当はあまりする気は無かった。あまり大玉にしたくないし、摘果することでそれほど食味に影響するようには思えない。それに、元気に育っているトマトを取って捨てるのはどうも気が進まない。

んで、なぜ摘果をしようと思ったかというと、まず意外と不良果が多いということ。花びら取りをしながら、果実を一個一個見ていくと、大きく育っている1段目の玉に、尻腐れや尻割れが結構目立つ。黒くなっているモノは、自家消費や試食分に回すとして、穴が開いたものなどはどうしようもない。収穫時期になるとそういったものも収穫しないといけないし、選果の過程で捨てることになるだろう。

生鮮便に行ってみて思ったが、この選果作業が非常に重要になるのではないか?大きさや形がしっかりそろった商品はとても印象が良い。僕もできればそんな完成度の高い商品を出荷したいなぁと。そうすると収穫-選果-袋詰めという作業で、選果の部分が結構時間かかりそうなのである。その手間を省く意味で、どうしようもなさそうな玉は今の時点で取ってしまおうと考えたわけである。

今の時点で他のもモノより大きく育っている玉は、ほとんど尻割れしている。何かの要因で急激に大きくなったため、お尻に無理が来た感じ。ひっくり返して見て腐りを発見してびっくりしたりして心臓に悪い。半分ほど作業してぐったり疲れた。今日はここまでにしておこう。やっぱり摘果は出来ればしたくない、というのが本音である。
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立派に育っているトマトを摘果。もったいないようだが、お尻が割れているのである。

サイトのリニューアル

HIBAGON.COMのサイトをリニューアルした。まぁ、リニューアルもなにも、トップには1枚の絵しか置いてなかったわけなので、やっとこさまともな感じのHPになった、と思う。

blogの更新が完全に「トマト」一色になり、もう他のこと書く雰囲気じゃなくなったので、この際トマト日記専用blogとした。その名も「TOMATO BLOG」。もう気持ち良いぐらいのストレートさがいいね!毎日朝早くて疲れているのである。トップページのhttp://www.hibagon.com/にブックマークよろしくぅ。

そろそろウチの麗夏ちゃん達の出荷について考えないと。今回のプロジェクトは、ど素人の僕が、どこまで本当のトマト農家に近づくとこが出来るかという挑戦なのである。作るだけなら10本程度で十分満足できると思うが、ある程度の量を作るノウハウ、そしてそれを販売して収益をあげるノウハウ、そういった農家としての1サイクルを趣味じゃないレベルで経験したかったのだ。

明日は、仕事を休んでメインの出荷先となる「ヒバゴン生鮮便」にお手伝いに行ってくる。売り場やお客さんの雰囲気を確かめることと、約1ヶ月先に迫った出荷開始のPRのためである。広島市江波あたりの方、よろしくおねがいしま~す。
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近所のY氏のサクランボ。ラベルのデザイン料がわりに1パックもらった。悔しいくらい美味しい。人間的には出来が良いとは言えないY氏だがサクランボは素晴らしい。人格と作品は別、という例である。

ベースグリーン

ここんとこ梅雨のせいもあり、虫だの変形だの病気だのといった湿っぽい話題が多いので、ここらで少しは明るい話を。

元気に育っていたサンマルツァーノ達のほとんどは、有志の皆さんの所に旅立っていった。6本だけ旧いハウスに定植して、うちの家族に面倒みてもらっている。なかなか元気よく、今朝確認すると小さい花芽が出来ていた。うーむ。ここからの追い上げに期待したいところだが、なんぼ早くても収穫は8月の下旬ぐらいか。

麗夏ちゃんの方も相変わらずの茂りっぷりで、第1段目や2段目の房は、葉っぱをかき分けないと姿が見えないくらいである。よそで見てきたトマトはみんなもっとすっきりしていたように思うが、麗夏ちゃんは背丈もずんぐりしていて、花房と花房の間隔も狭い、気がする。今、だいたい僕の胸の高さほどの背丈で、6段目の花芽が着いている。先週見に行ったM氏のトマトは、180cmぐらいで7~8段だった。これから成長して間隔が開くのか、それとも品種の違いによる差なのか。

第1段目のトマトの実は、大きくなるにしたがってツヤがでてきた。そしてヘタのあたりから濃い緑色に色づき始めた。これは「ベースグリーン」といって、緑が濃いほど味が濃いトマトになるらしい。美味しいトマトの証し、というわけだ。ハウス全体で、一斉に緑色が濃くなってきていて、真っ赤に染まる準備が始まったことを感じる。さぁ、梅雨明けが楽しみだ。病気や悪い虫を乗り越えたら収穫の夏である。
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なんだか気持ち良いぐらいツヤツヤな麗夏。BASE GREENが美しい!

害虫発生!

どうもすっきりしない天気が続き、堆肥過剰気味で風通しの悪そうなほど茂ったうちのトマトハウスでは、病気や虫の発生を心配していた。昨日午前中の作業中に変なものを発見する。

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中段から下の方の葉っぱに一面白い糸くずのようなものが着いている。なんじゃこりゃ。先週、知合いの家のトマトに小さい芋虫状の虫がついて、幹に穴を開けている、という話を聞いていたので、同じような虫が穴を開けたクズかとも思い探してみるがそんな様子も無い。1本だけかと思い作業を続けていると、もう1本発見。合計2本だけ。なにかの虫かと思い観察するが、その糸くず状のものは動く気配は無い。

もう少し見てみると、一緒にアブラムシのような虫を発見。こちらはゆっくり動いている。ネットで探してみるが該当するものが確認できない。唯一近いのがこれだ。
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ダニの一種らしいが、大きいダニのそばに散らばる糸くずっぽいものが凄く似ている。一緒にいたアブラムシっぽい虫が大きくなるとこんな感じのダニになるのかも。

ということで、消費予定者の方には申し訳ないが、明日にでも第2回目の消毒を行う予定である。確認は出来ていないが、モグリバエの被害とおぼしき症状も出ている。梅雨をなんとかこれで乗り切りたい。

花びら取りは続く

ぼちぼち脇芽も気になるのだが、とりあえず花びら取りを優先させている。台風が近づいているので、誘引もしっかりやっとかんといかんのだが。
花びら取りををしていると、必然的に果実を確認する事になるのだが、「花びらが果実変形の大きな原因」説は、僕の中では確信に変わった。間違いない。花びらは早めに取るべきである。特に梅雨時の雨が多い時期はね。

花がしぼんで直ぐぐらいの早い時期なら簡単に取れる。
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こんな感じでしぼんだ花びらの内部には、もう小さい実が着いている。

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んで、花びらの一部をつまんで、グッと引っ張ると、

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こんな感じで、スポッと取れちゃう。たぶんこれで大丈夫、なはず。

自信は、、無い

今のところは脇芽も落ち着いているように思うので、今朝は果実に張り付いた花びらを取る作業をする。
そのつもりで観察すると変形したモノや割れが入ったものがチョコチョコあることに気付く。もちろんそういったモノは何割かは必ず発生するものだと思うし、軽度なモノはそのまま実らせて自家消費するつもりだし、あまり神経質になる必要はないんだろうなぁ、とは思う。

実際、原因が花びらの付着だけなのかどうかも解らないし、花びら除去が本当に良いことなのかどうか。ネットで探してみても「花びら除去で変形を回避!」みたいな情報は見かけない。つまり全然自信が無いのである。ただ、少なくとも何割かは花びらが原因としか思えない変形もあるので、今後もこの作業は続けるつもり。

と、ここで何気なく「花びら トマト」でググってみると、あるじゃないですか!目的は灰カビ病の防止ということでちょっと違うが、丁寧に花びらを取る生産者の記事が!ただ、普通はこんな面倒くさいことしないって。そりゃそうだろ。僕でもこれ以上本数が多ければ絶対しない。

まんざら間違った事でも無いと解ったので、通常作業の合間にでも花びら除去は続けてみることにする。
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こんな感じで花びらが着いている。もっと小さい実でも花びらを引っ張るとスポッと取れる。

ちょっと問題発生

今朝もいつものようにトマトハウスで作業。土曜日にしっかり脇芽掻きしたので、さすがにキレイになっていて、あまりすることが無い。そこで、鈴生りになっている小さいトマトを点検して廻る。と、変形したトマトを発見した。うーむ、変形というか先端部分に亀裂が入っている感じ。気をつけてみてみると他にも何個かある。うわっ。なんじゃこりゃ!僕のトマトハウスに何が起こっているのか?
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うろたえていてもしょうがないので、落ち着いて良く観察してみる。上の写真でちょっと見えると思うが、亀裂が入っている箇所に花びらの乾いたヤツが張り付いている。他の変形しているトマトにもほとんどのモノに花びらが付いている。おそらく、梅雨で湿気が多いため、普通なら実がついた時点で乾いてポロッと落ちるはずの花びらがへばりついて、部分的に果実の成長を阻害しているんじゃないかしらん。

病気や害虫の影響ではなさそうなのだが、ちょっとした変形はともかく、完全に割れになっているトマトはこのまま育ってもしょうがないので、泣く泣く処分した。とりあえず実が着いて花びらが残っているものは、花びらを取っていこうとは思うが、全てのトマトをチェックするのはちょっと無理かも。しかし、大きく育てたトマトを自分の手でもいで捨ててしまうのはちょっと心が痛む。明日から出来るだけ果実をチェックしようと思う。
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こんな感じで花びらがへばりついている。脇芽が落ち着いているうちに全部見て廻ろう。

失敗編

土曜日は午前中脇芽掻き、誘引などを行い、I氏と待ち合わせて今年新しくできたパスタ屋さん「伊谷屋」で昼食。とても美味しい。地元産の野菜を使ったパスタは種類によってパスタの種類を変えてあったりして、なかなか本格的。欲を言うともっとメニューが多ければ、と思った。特にペペロンチーノなどのオーソドックス物がね。

食事の後、ベテラントマト農家M氏を訪ねて、トマト畑を見学する。M氏はもう何年もトマトを作っていて400本ほどの桃太郎を栽培している。「ヒバゴン生鮮便」にも出荷していて、今年も先週から出荷が始まったらしい。帰り際大振りのトマトを4つ頂く。

最初のころは、芽掻き作業も他の葉っぱなどを傷つけないように凄く慎重に行っていたが、最近は、脇芽発生のペースも速くなり、こっちも悠長にやってられなくて、かなり大胆に作業をしている。誘引もこんなに頻繁にやることになるとは思っていなかった。しかも、花芽が着かないうちから定植したため、モノによっては支柱側に花芽が着いているトマトもあり、そんな場合はちょっとねじるようにしてこちらを向かせながら支柱に固定している。

昨日もそんな感じで大胆に誘引作業をしていたら、「ポキッ!」っと音がしてなんと、ト、トマトが折れてしまった!2段目の花芽と3段目の間、皮1枚残してブラーンとぶら下がっている。ヒェエ~!ちょっと大胆になりすぎてた。慌てて元の形に戻して誘引テープで固定する。うまいことくっついてくれないものか。今日見ると折れた箇所から上がぐったりしおれていた。当たり前だろ!

先週ヒモで誘引したが、成長した幹にヒモが食い込んでいるモノを何本か発見した。ちょっときつめに縛り過ぎていたみたい。ほどいて巻き直す。今週は反省することが多い週末だった。
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僕の失敗をよそに、どんどん大きくなる麗夏ちゃん。最大のモノで小ぶりのミカン大?
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素人トマト事業も6年目。何年たっても素人なトマト。今年はどんなトマトができるのか。

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