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初袋詰め

今年はここまで早起き作業をしていなかったが、ついに昨日からちょっとだけ早朝作業を始めた。ここんこと週末が忙しくて思ったように作業が進んでいなかった。昨日は脇芽掻き、今朝はシシリアン・ルージュと麗夏の収穫を行った。シシリアン・ルージュは約3kg、麗夏は約5.5kg収穫できた。麗夏は予想どおり、週末の初収穫から一気に熟れだしている。去年より全体的に小ぶりで形が良い。平均で200gほど。5~6ヶで1kg袋に仕上げて5袋。形が悪かったり、大きすぎて袋詰めできなかったのは3ヶだけ。う~む、歩留まりが良いなぁ。
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真っ赤な麗夏とシシリアン・ルージュ。袋詰め作業も久しぶりである。

収穫はまだ先のことになりそうだが、サンマルツァーノもかなり実が大きくなってきた。良い天気が続いているので、案外早く熟しそうな気はするのだが。
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サンマルツァーノは今こんな感じ。知らん人が見たらピーマンと間違えるだろう。
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初モノ

シシリアン・ルージュが本格的に熟れだしたので、市内の飲食店に現物を持って営業に廻った。1件目は去年も麗夏をメニューに使ってもらった喫茶店「モビィディック」。ここには1週間ほど前に持っていっていたのだが、昨日立ち寄ってみるとシシリアン・ルージュをドライトマトにしてみた、とのこと。ちょっと食べさせてもらったが、ビックリするほど美味しい!オーブンで作った半生タイプだったが、まるでプラムの干したヤツみたいな濃厚な甘味がある。ドライトマトのことは知っていたが、実はあまりピンときてなかった。使い方、食べ方もよく解らないし、見た目もちょっとアレだし。しかし、食べてみて初めて「なるほど!」と思った。そのまま食べてもイケルが、料理に調味料的に使ったり、付け合わせなど、工夫次第で色々楽しめそうな気がする。僕も作ってみるかなっと。

今日は午前中しか作業時間がとれなかった。先週から気になっていたのだが、シシリアン・ルージュがビニールハウスの天井まで届くほど伸びている。ひどいのになると重さで軸が途中から折れてぶら下がったようになっている。そこで前から話には聞いていた誘引方法を試してみた。トマトを支えていた誘引テープを全て取り去り、ひとつ隣の支柱に付け替える。支柱の幅だけ幹の高さが抑えられる。図解するとこうだ。
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本当はもっと早くから計画的に隣へ伸ばしていけば良かったのかもしれない。かなりトマトに無理がかかってしまった気がして申し訳ないがトマトの生命力の強さを信じよう。
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トマトの実が斜めにかしいでいるのが解るだろうか?無理やり隣の支柱に誘引したため。

麗夏を本日予定どおり初収穫した。まだちょっとピンクっぽいが、3ヶ収穫して1ヶを仏壇に。残りの2ヶは僕がいない間にウチの家族が夕食で食べてしまったらしい。初モノを食べ損なってしまった。ちょっと悔しい。明日仏壇から降ろして食べようかしらん。
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お約束の記念撮影。今年は全体的に玉が小さいが、形は良いものが多い気がする。去年みたいに1ヶで500g!みたいなオバケクラスは見当たらない。

麗夏色づく

今年は実験的な意味もあって、色々な種類のトマトを植えているが、やっぱり主力は「麗夏」である。この品種は、トマト業界を席巻するタキイ種苗の「桃太郎シリーズ」に対抗して、サカタのタネが開発した、完熟もぎりタイプの大玉トマトである。樹下で完熟させ出荷できる実がしったりしたトマトで、生食はもちろん調理用にも幅広く使える。甘いだけじゃなくほどよい酸味もあり「昔のトマトっぽい」というヒトもいる。「今年はまだなの?」とみんなに急かされていたのだが、ついに色づき始めた。
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昨日、ウチのお母ちゃんが最初に見つけた。僕も毎日観察しているはずなんだけれども、先を越されてしまった。去年もそうだったけど「あんたのトマト、赤くなっとるで」と言われて、必死で探してやっと見つけた。去年は7月27日に「ほんのりピンク」で、29日に初収穫。8月1日には4袋ほど袋詰めしている。今年は昨日(7月26日)に「ほんのり」なので、明日あたり初収穫を迎え、週明けには数十個は採れるだろう。ほぼ去年どおりのペースでちょっと安心。

収穫間近

さぁ、そろそろウチの主役「麗夏」が熟れ始める。、はずである。去年260本。今年はちょっと増えて270本。ここまで雨続きで心配したが、昨日今日と真夏のような日差しが降り注いでいる。しかも、夜の気温がかなり低い。概ね15度ぐらいまで下がっている。梅雨の間はどういうわけか夜は20度前後までしか落ちていなかった。強い日差しと気温差。条件は揃った。このまま今週いっぱい晴天が続けば、週末あたりボチボチ第一号を収穫できるのではないか?一度熟れ始めると、あとは一気にいくと見た。去年はジリジリしながら過ごした長い2ヶ月間であったが、今年はなんだかあっという間だった。アイコやシシリアン・ルージュでかなりガス抜きができていたみたい。そういや今年は5時起き作業はしなかった。
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丸々と太った麗夏。あとは赤くなるのを待つだけ。

やっと青空

台風が過ぎた後も、パッとしない天気が続いていたが、今日になってやっと夏っぽい青空が見られた。こんなに青い空はほんと久しぶりに見た気がする。って、ここまで書いて去年の日記を見ると、7月22日にほぼ同じ文章で書き込みをしていた。ついでに、写真も、掲載しようとした写真がほぼ同じアングルのモノだったことに気がついた。もうひとつ言うと、昨日第2回目の消毒をしたのだが、去年も同じ日に消毒していた。今年は色々と新しいことにもチャレンジしてはいるが、農業ってのは基本的な部分は毎年同じことの繰り返しなので、なんも考えんと書いていると、去年と同じような文章になってしまう。
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奇麗な青空。ほとんど同じアングルだが、今年の方が写真が美しい。

ついでに、もう少し風景を広く撮った写真も載せておこう。どんなところでトマトが栽培されているか、道後山高原の雰囲気が伝われば、と思う。
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シシリアン・ルージュ収穫!

去年、ウチのトマトを使った料理を出して好評だった喫茶店から、今年もやらないか、と連絡があった。前回は9月だけだったが、今回は8月から始めたいということ。去年並の育ち具合なら8月のアタマからなんとか出荷できるんじゃないかとは思う。期待のシシリアン・ルージュもボチボチ熟れ始めている。まだ苗が若いので、本来の味になっているかどうか解らないが、サンプルとして収穫して喫茶店に持っていった。収穫してみると結構量があって、出荷用袋2つ分、約2kgほどとれた。
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収穫したシシリアン・ルージュ。これで約1kg。

採ったシシリアン・ルージュをちょっと食べてみた。アイコと同じような形だが、こっちの方が大きい。植えている場所は同じようなところだが、アイコは定植時に既に果房が着くほど遅植えだった事もあり、徒長が目立ち玉が小さい。シシリアン・ルージュも若干徒長気味ながら、玉太りがよく食べごたえがありそうだ。アイコの時と同じように包丁で半分に割ってみた。
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見た目はアイコとそう変わらないシシリアン・ルージュだが、食感が全く違う。アイコのシャキシャキした果肉とは違うザラッとした舌触り。繊維感があまり感じられないので、火を通すとすぐに崩れてペースト状になりそうである。酸味があり、あまり甘味は感じられない。シシリアン・ルージュも本来ならば糖度が高く生で食べても美味しい、ということなのだろうが、まだ若い感じではっきり言ってあんまり美味しくない。どっちにしても梅雨が明けて良い天気が続かないと本来の美味しさにはならないのだろう。
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向かって右側がシシリアン・ルージュ。もう気持ちいいぐらい鈴生り。

今回から写真が正方形になっているのに気がつかれたであろうか。実は新しくデジカメを買ってしまった。携帯を変えてから写真がちょっと奇麗にはなっていたのだが、そうなると欲がでて、もっと良い写真を、という気持ちになる。ブログで収まりが良い正方形の写真が撮れる機能がついた機種があったので、つい衝動買い。買ったばかりのカメラをいきなり畑仕事に持っていく大胆な僕なのである。
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小指の先ほどに膨らんだサンマルツァーノ。こんな感じでかなりアップで写すこともできる。

台風一過

「大型で強い勢力の台風4号」が日本を通過したが、この辺では大した被害はなかった。昨日は次第に強まる雨と風にビビって、ハウスのヒモを張り直したりして備えはしていたのだが。今日は台風一過で良い天気、ということにはならず、雨がショボショボ降り続き、時々強い風が吹いて雲の切れ間から陽が覗く、という不思議な天気だった。昨日はあまり作業ができなかったので、今日は一日ハウスで過ごす。

とりあえず先週マーキングしておいた「スリップス発見果房」をチェックする。
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写真のとおり、斑点は発生していない。ということは、タマゴを産み付ける前にスリップスを退治した、ということになるのか?う~む、冷静に考えてみるとそんなに単純な話でもないな。花びらを取り去った後に産み付けるかもしれんし。今日も花びらを取りながら2匹ほど発見したのでマーキングしておいた。それから、取った花びらは指先でしっかり潰して捨てるようにした。効果のほどはともかく、花びらの中に虫がいる確率は高いので。
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こんな感じで花びらを分解すると虫がいる。解りにくい、というか解らんとは思うが黄色い花の真ん中ちょい上の黒い点がスリップスである。(解らんって…)

ここで今週のトマトの生育状況を果房の状態を中心に記録しておこう。このBlogを見ている知合いから「もっと写真を載せろ」とのリクエストがあったので、写真ちょっと多めで記録する。
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まずは麗夏。1段目と2段目がかなり大きくなってきている。いつもの誘引テープだけではそろそろ心もとなくなってきていたので、脇芽掻きの後、麻ヒモで誘引する。去年の同時期と比べると背が少し低い気がする。まぁ、どっちが良いのかわからないけどね。

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んで、次がサンマルツァーノ。こちらはまだやっと1段目、2段目に花が咲いたぐらいで収穫はまだまだ先の話である。いつもどおり芽掻きと誘引。

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シシリアン・ルージュもついに色づき始めた。シシリアン・ルージュ達が植わっている旧いハウスは、構造上場所によってかなり気温に差がある。入り口から最も遠い奥の角っこが一番気温が高くなるのだが、トマトもその辺のヤツが一番背も高くて育ちが早い。色づき始めたのもそのあたりのモノである。シシリアン・ルージュはそれなりに数も植えているし、実の付きが良いので、そろそろ出荷の準備を始めておいた方がいいかも。
梅雨が明けて良い天地が続くと、麗夏やシシリアン・ルージュが一気に熟れてきて出荷の時期を迎えるはず。忙しい夏がそろそろ始まる。

害虫アザミウマ発見!

梅雨で湿っぽい天気が続くが、ウチのトマト達は元気に頑張ってくれている。定植から3週間が経ったサンマルツアーノはやっと1段目に花が咲いて、2~3段目の花芽が着いている状態。麗夏はずいぶん幹が太くなってきている。っていうか太過ぎ。去年もそうだったが堆肥過多なんだと思う。葉っぱも茂りまくっている。その割りに1段目以降の実の着きが良くない。梅雨時期の開花となったため、受粉がうまくできていなかったのかもしれない。アイコ、シシリアン・ルージュは既に僕の背丈を越えるほどの成長ぶり。こっちは麗夏ほど幹も太くならず、若干徒長気味ながら良い感じに育っている。アイコはもう何度か収穫しているが、けっこう美味しく仕上がってきている。トマトの風味が強く、普通に美味しいトマトとしてみんなの評判もいいが、梅雨が明けて日差しが強くなってからの糖度の乗りに期待したい。シシリアン・ルージュはアイコ以上に実の着きがよく、ブドウの房状の果房が鈴生りになっている。色ずくにはもう少し時間がかかりそうだが、かなりの量の収穫ができそうである。
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向かって左がアイコ。右がシシリアン・ルージュ。僕の身長を越えイボダケの高さも越えそうである。

先週、害虫発生のニュースをお届けした。去年も被害に遭った「アザミウマ」である。これは「スリップス」とも呼ばれ、トマトなどの実にタマゴを産み付ける虫である。この虫の被害に遭ったトマトは、白いでこぼこした斑点が実に現れ、商品価値が落ちる。トマトが赤く熟すうちに目立たなくはなるが売り物にはならないし、自分で食べるのも気持ち悪い。成虫は非常に小さいためほとんど目にすることはないとどっかのHPに書いてあった。
今年も去年と同じようにしぼんだ花びらを取る作業を続けているのだが、取った花びらを何気なくもてあそんでいるうちに小さな虫が這いだしてきたのを発見した。黒っぽい体長1mmほどの細い身体の昆虫で、指先まで歩いていってパッとどっかに飛んでいった。もしかしてこれが「アザミウマ」か?
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アザミウマはトマトの実がまだ小さいうちにタマゴを産み付けるらしい。ということは、まだ花びらが付いているうちに、その中に潜り込んでいてもおかしくはない。その後、花びら取りを続けながらその虫がいるかどうかを確認していった。すると、花びら30ヶにつき1匹ぐらいの割合でその虫がいることが判明。かなり高確率。そこで気になったのが、発見したアザミウマが既にタマゴを産み付けているのかどうかということ。まだタマゴを産む前だったとしたら、花びら取りはアザミウマ防除にも効果があることになる。さぁ実験開始。アザミウマを発見したトマトにマーキングをして、この後この実に斑点が発生するかを観察する。斑点がでないようであれば、タマゴが産み付けられる前に被害の発生を防いだ、ということになるが結果やいかに。
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アザミウマが見つかった果房に誘引テープでマーキング。しばらく観察してみよう。

害虫発生(あ~あ、)

ここんとこ週末はほとんどトマトのお相手。土曜日も朝から脇芽掻きと誘引作業。いつも同じコトの繰り返しなんだけど、去年の作業での反省点などを考えながら色々試している。腰が痛くならないように、同じ姿勢を続けないように気をつけたり、暑い日は水分補給を気にしたり。今年ちょっとやり方を変えたのは、1回1作業を徹底すること。去年は脇芽掻きと誘引作業を一緒に行っていた。誘引器具を腰にぶら下げて、1本ずつ脇芽をとってその都度誘引する、という作業だった。んで、今年はどうかというと、まず脇芽掻きだけを全部する。ずいぶん上手になったので400本のトマトもあっというまに完了。んでもってその後ゆっくり誘引を行う。去年の作業で、僕は2つの事を一緒にできないニンゲンであることが判明した。どうしても脇芽の取り残しが多いのだ。しかも、腰にぶら下げた誘引器具を持ったり離したりするのはすごく煩雑である。今年のやり方だと都合2回は圃場を廻ることになるが、おかげで脇芽の取り残しがとても少ない。どっちが効率が良いかはわからないが、ひとつの作業に集中できる分、作業のレベルは高くなった、気がする。

昼までに脇芽掻き&誘引を済ませて昼食。充分(過ぎるぐらい)休んで、午後から下葉の除去作業。ここんとこ梅雨でシャッキリしない天候が続いている。地面に付きぎみの下葉が変色してきていて、ほっといたらそこから病気がでそうな気がする。風通しも悪いし、今年は思い切って早めに下葉を除去する。どっちにしても1番果は美味しいトマトにはならないと思われるので、1段目の果房付近までの下葉をバッサリ落とす。作業中、去年も発生した害虫「アザミウマ」を被害果を発見する。さらにアブラムシかダニの様なモノも見つける。う~む、ついに来たか。今年はまだ農薬未使用だったが、ボチボチ使う時期かもしれない。今週もずっと雨が続きそうだし。
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下葉を取り除いてスッキリしたトマト。右側はまだ小さいサンマルツァーノ。

作業がひととおり終ってO氏の畑を見に行く。アイコとシシリアン・ルージュの苗をわけてもらった野菜農家である。O氏はヒトがあまり作らない、変わった野菜をたくさん作る事を得意としている変わった農家のヒトなのである。トマトもアイコやシシリアン・ルージュはもちろん、赤白まだらとか、黄色いのとか、数種類ある。O氏のハウスで話をしていると、偶然通りかかったI氏とE氏がやってきた。期せずして「うどん旅行組」勢ぞろい。いかんいかん、このメンバーが揃うとフラッとどこかに行ってしまいそうになる。グッとこらえて、今日はO氏に野菜をもらって解散することにする。本日もらった野菜、「ビーツ」、「キャベツ(とんがり帽子)」、「白キュウリ」。ほらね、変でしょ。
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これが何だかわかるかしらん。O氏の畑のズッキーニである。ズッキーニがこんな奇妙な植物であることを初めて知った43歳の初夏である。
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HIBAGON

Author:HIBAGON
素人トマト事業も6年目。何年たっても素人なトマト。今年はどんなトマトができるのか。

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