ミッション終了の7日目
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7日目。長かった大陸横断7日間の旅も今日で終了である。日本にかえるのは明日だが、「ルート66走破」ということで言えば、サンタモニカからスタートしたこの旅のゴールは、シカゴにあるルート66の最初の標識の立っている所、ということになる。
シカゴにはルート66の「BEGIN」標識と「END」標識がある。出発地点であり到着地点でもあるわけだ。SpringfieldからChicagoまでは約200マイル。のんびり寝てたって昼までには到着する距離だが、M氏は許してくれないのでやっぱり暗いうちから出発する。あんまり早く着いても面白くないので、インターステートに乗ったり下道に降りたりしながらゆっくりChicagoに向かう。小さな街や森のなかを迷子になったり休憩したりしながら最後の長距離ドライブを楽しむ。

本日の天気は曇り時々雨。
それにしてもChicagoは大都会。なんてったって米国第3の都市である。ココに車で乗り入れるのは相当な勇気が必要だった(大げさか?)。ホテルは空港に近い郊外にあったので、先にホテルに入ってタクシーでChicagoの街に入ろうかとか、前日に色々検討したのだが、街の中心部にあるミレニアム・パークというところの駐車場に行けば何とかなるだろうということで、Chicagoのビル群に向かって突入する。

都会が近づくとドキドキする。
前夜に相当入念に駐車場の位置を確認し、準備万端のはずだったがChicagoの街中でやっぱり迷子になる。ミレニアム・パークの駐車場入口がなかなか見つからん。何度も同じ道をグルグル回って冷汗まみれになったところで、何とか入り口を発見し地下の駐車場に入る。フゥー!あとはルート66のサインを探すだけ。何とかたどり着いてホッとする。
地下駐車場からぶらぶら歩いて、ルート66の「BEGIN」サインを探す。調べによるとシカゴ美術館の前の方、Adams Stあたりにあるはず。まぁ、ここまで来て特に焦ることもないので、のんびりとChicagoのビル群の中を歩く。街角で4~5人のグループが楽器を演奏してたりして何だか良い感じ。South Michigan Aveを西側に渡って、ちょっと行ったところでサインを発見。

遠くに見えるのはシアーズタワーか?

一本南の筋に「END」サインも発見。Jackson Blvdかな。このまま真っすぐ行くとミシガン湖に突き当たる。
Chicagoは大都会だったが、旧いビルなども多く、何となく落ち着く感じ。標識を見つけた後はグラント・パークをぶらついてベンチでしばしボンヤリする。ここはあのオバマ大統領が勝利宣言演説をした場所である。

まさにココ!ココにあのオバマ大統領が!

グラント・パークから見たChicagoのビル群。こんな所に車で乗り入れるのは、田舎者の僕には大変勇気がいることなのです。
しばらくグラント・パークでブラブラした後、車に乗りホテルへ向かう。Chicago オヘア空港の近所のholiday inn。

旅の最後は普通のホテル。
長旅を友にしてきたVW ROUTANとも明日でお別れ。軽く洗ってキレイにしてやる。しっかし、頼もしい相棒であった。計画策定時には、やれオープンカーが良いとか日本車が良いとか言ってたんだが、ミニバンを選択してホントに正解だった。大した疲れもなく2,500マイルを走りきれたのはコイツのおかげである。お疲れさまでした。

最後の晩飯も、もちろんステーキなのだ。holiday innにはモーテルじゃ考えられんようなちゃんとしたレストランがあり、なかなか立派なお値段だったが最後の記念だし、ちょっと大きめのステーキにビールも一緒に注文する。

僕は結局、最初の企て通り7日間ステーキを食べ続けることに成功。話に聞いていたのと違って、どこでも美味しい肉を食べさせてくれた。元々赤身の肉が好きなので、僕の好みに合っていたのかもしれない。最後のステーキもとても美味しかったが、大きすぎてちょっとしんどかった。

翌日、空港のHertzレンタカーに車を返しに行く。最後の短いドライブ。NeverlostにはHertzの場所も登録されているので、セットして指示に従えばスムーズに返却場所へ到着できる。コイツにもかなり助けられた。まぁ、何度も迷子になったけどね。Hertzで車を返却してバスに乗りJALの搭乗口に向かう。ココの空港も広いな。
ということで、お腹いっぱいになるまで走ったアメリカ横断7日間の旅もこれでおしまい。
ちなみに総走行距離は2,579マイル(4,126km)、消費したガソリンの総量は98.314ガロン(353.93リットル)でした。
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