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「出来た」と「作った」

言葉ってゆうのは面白いもんで、ちょっとした言い回しや副詞の使い方で、思わず隠していた本音がばれてしまったりする。

農作物というのは、結局のところ僕らがで作っているようで、本当に作っているのは植物自身である。僕たちは一生懸命なだめたりすかしたり、時にはいじめたりしながらコッチの都合の良いように出来てくれるのを期待しているだけなのである。特に僕のようなド素人は、「作った」などとはおこがましくてとても言えない。

しかし、商品として販売するということは少し話が違う、と思う。どんなプロのトマト農家でもおそらく大きすぎたり小さかったり、イビツな形のものや裂果、チャック果(トマトの表面にチャックのような筋が入ったもの)などが何割かは出来てしまうはずである。大量に収穫したトマトの中から、出荷できないものを除けて、大きさ、形、熟度の揃ったモノを選別し、重さを量り袋に詰める。こうした作業の中で「商品」として作り上げて行く。

お店に並ぶということは、ド素人が作ったモノも「熊本産」や「高知産」も同じ土俵に乗っている、ということである。結局、お客さんに選ばれるかどうかの勝負なのだ。せっかくここまでなんとか良い感じに出来てくれた麗夏ちゃんを、最後の仕上げで台無しにしたくない。

僕のトマトに対する評価の言葉も「いいトマトが出来たね」というヒトと「いいトマト作ったね」というヒトに分かれる。前者はトマトに対する評価で後者は僕への評価である。中には、その辺わかったうえで口元に笑いを浮かべながら「なかなか美味しそうなトマトができたねぇ」なんていってくるヒトもいる。要注意人物である。
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選果して袋詰めされた麗夏。後ろに見えるのは選果で漏れて袋に詰められなかったトマトたち。合宿施設などへ調理用として引き取られていく。
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素人トマト事業も6年目。何年たっても素人なトマト。今年はどんなトマトができるのか。

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